平昌オリンピック:日本フィギュアスケートのメダル獲得の展望

更新日:2017年12月8日
オリンピック, フィギュアスケート

平昌冬季五輪まで早くもあと2カ月あまり。昨年のリオ夏季五輪での日本勢の活躍が記憶に新しいところですが、冬の五輪でもぜひメダルラッシュを期待したいものです。人気競技・フィギュアスケートのメダルの可能性を展望してみます。

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開催まで2か月、平昌冬季五輪を展望する

平昌冬季五輪まで早くもあと2カ月あまり。昨年のリオ夏季五輪での日本勢の活躍が記憶に新しいところですが、冬の五輪でもぜひメダルラッシュを期待したいものです。人気競技・フィギュアスケートのメダルの可能性を展望してみます。

10月から本格化した今シーズン。五輪の前哨戦ともいえるグランプリシリーズ(GP)では日本勢の成績はやや冴えませんでした。世界全5大会のうち優勝したのはカナダ大会の宇野昌磨と米国大会の宮原知子のみ。男子エースの羽生結弦はNHK杯で故障し数週間の休養に。女子エースの宮原も初戦のNHK杯は負傷明け最初の大試合でもあり5位と出遅れました。気を吐いたのは宇野と女子の樋口新葉。特に樋口はシニア初参戦ながら強豪ロシア勢に劣らず、見事グランプリファイナルの切符を自力でつかみました。 ロシアの絶対女王エフゲニア・メドベージェワがけがで棄権したため、最終的には樋口のほか宮原が繰り上げ出場することになり、男子の宇野と合わせ3人が名古屋市で12月7日から始まるファイナルに進出しました。

もっとも、ある日本の元五輪代表は「五輪で勝ちたければ全試合全力ではだめ。あくまで五輪にピークを集中するよう調整しないと」と指摘します。今回のGPではアシュリー・ワグナー(米)らも途中棄権するなど有力外国選手に不調が目立ちました。彼らが五輪に全ての照準を合わせているのは確実。GPでの好不調は「調整の一段階」ととらえるべきかもしれません。

有望な男子、女子はロシア勢軸か

しかし12月21日から開催される五輪代表選考の最大のヤマ場、全日本選手権は違います。規定では全日本の優勝者は自動的に代表となります。問題は全日本の成績を含め総合評価で決まる2人目、3人目です。男子の五輪代表枠は3人。現在世界ランク1位の羽生は、仮にけがの回復が間に合わず不出場でも過去の実績で代表は確実です。宇野も順当なら間違いないでしょう。3人目は田中刑事、友野一希、無良崇人らのガチンコ勝負となりそうです。

代表が2枠しかない女子は一層厳しい争いです。直前にGPファイナルに出る宮原、樋口はここにきて調子を上げています。対抗するのは三原舞依、坂本花織、本田真凜、本郷理華ら。ファイナルの結果も左右しそうですが、いずれにせよ全日本本番で彼女らがどれだけ実力を発揮できるか次第。五輪切符を誰がつかむか全く予断を許しません。 さてこれら厳しい競争を勝ち抜いた日本代表は五輪のメダルをつかめるでしょうか。まず男子は、事実上世界のトップ4選手が3色のメダルを争う形となりそうです。羽生、宇野のほか一昨年の世界選手権王者ハビエル・フェルナンデス(スペイン)、新星ネーサン・チェン(米)の実力は他を圧倒しています。あとは緊張に打ち勝ちどれだけ本番で力を出せるか。羽生は負傷の影響が心配されますが本来の実力通りなら連覇はもちろん、宇野と共に日本男子のワンツーフィニッシュも夢ではありません。

女子は現在世界最強のロシア勢が軸となりそう。メドベージェワのほかアリーナ・ザギトワ、マリア・ソツコワらメダル候補が目白押しです。ここにワグナーやカロリーナ・コストナー(イタリア)らベテラン勢とケイトリン・オズモンド(カナダ)らが割って入ります。けがとメンタル面が不安なものの、実力通りならメドベージェワの金は揺るがないでしょう。日本勢はなんとか銅を狙いたいところです。

ただここにきて展望を不透明にする大問題が浮上しています。国際オリンピック委員会(IOC)がドーピング問題でロシアの不参加を決定したのです。メドベージェワらは個人資格では参加できるものの国歌演奏や国旗掲揚はありません。またメダル種目である団体戦には出場できない見込みです。その場合前回ソチ大会で団体4位の日本にはメダルのチャンスが出てきます。いずれにせよフィギュア界は、日本の代表選考に加え強豪ロシア勢の動向と、目を離せない状況が続きそうです。

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