打順ごとの役割について

更新日:2017年10月6日
野球

野球にとっての打順

野球観戦に行き、試合直前に発表される「打順」。その打順を見て興奮する人もいれば、相手チームの打順を見て意気消沈する人もいますよね。 打順は単純に「打つ人の順番」です。それでも、その打つ人の順番が変わるだけで勝敗を左右するといっても過言ではないくらい打順は重要です。それでは、なぜそれほどまでに打順が重要なのでしょうか?

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打順が重要な理由とは

 野球はチームスポーツであり、例え一人の成績が飛びぬけて良くても、それが繋がらないと得点は入りません。1998年に横浜ベイスターズが優勝できたのは、「マシンガン打線」と言われたように、各々の打順で役割を果たしたからです。打順によって「打線」ができます。打線がつながることによって得点が入りやすくなり、勝ちにつながります。 それでは、打順ごとの役割としてはどのようなことがあるのでしょうか?

打順ごとの役割について(1~3番)

【1番バッター】
1番バッターに求められるものは「出塁率・ミート力・走力」です。 1番バッターが出塁することによって相手にプレッシャーをかけやすくなり、試合の主導権を握りやすくなります。 また、その日の相手ピッチャーと1番最初に対戦することになりますので、相手ピッチャーの調子や球筋などを2番バッター以降に教えるためにも、ファールで粘れ、ゴロを打てるミート力が必要となります。 さらにいえば、足の速い選手だと内野安打も増加しやすく、出塁後も盗塁できるので、走力も重要となってきます。 現在のプロ野球で例を挙げますと、西武ライオンズの「秋山翔吾」選手が理想的です。

【2番バッター】
2番バッターに求められるものは「小技を使える器用さ・ミート力・自己犠牲心」です。 ランナーを進めるためにはバントやエンドラン、進塁打などがあります。そういった小技をできる器用さとミート力があれば得点圏にランナーを進めやすくなり、相手へのプレッシャーがかかります。 また、チームとして得点を取りに行くためとはいえ、バントなどでランナーを進めるためにアウトになることはやはり気が引けます。その為、「チームの為に」という自己犠牲心がとても大切です。 現在のプロ野球では、広島カープの「菊池涼介」選手が理想的です。 ただ、メジャーリーグの影響からか、楽天イーグルスの「ペゲーロ」選手のような、強打者を2番バッターに置くこともあります。

【3番バッター】
3番バッターに求められるものは「ミート力・チャンスの強さ・総合力」です。 ランナーが得点圏に進塁したとして、3番バッターはランナーをホームに返すことを求められます。その為にもミート力やチャンスの強さが必要となります。 また、4番5番と強打者が続くため、出塁力や進塁打を打つ力、足の速い1,2番の盗塁をサポートする気遣いなども必要です。 現在のプロ野球では、読売ジャイアンツの「坂本勇人」選手が理想的です。

打順ごとの役割について(4~6番)

【4番バッター】
4番バッターに求められるものは「チャンスの強さ・パワー・4番としてのオーラ」です。 基本的に4番バッターにはホームランバッターが多く、点を取ることが求められます。その為、パワーがあり、チャンスに強いバッターが入ることによって大量点を奪うことができます。 また、自らのチームには希望を与え、相手チームには絶望を与えるほどのオーラがあると、試合前の段階でも多くの人に心理的影響を与えることができ、試合展開も大きく変わってきます。 現在のプロ野球では、横浜DeNAベイスターズの「筒香嘉智」選手が理想的です。 また、日本のプロ野球では、助っ人外国人を4番に置くことが多いですね。

【5番バッター】
5番バッターに求められるものは「チャンスの強さ・パワー」です。 4番バッターがチャンスで打てないこともありますし、そもそも勝負してもらえず敬遠されることもあります。ランナーが残った状態で回ることが多い5番バッターですから、チャンスに強く、ホームランも打てるパワーが必要となってきます。 現在のプロ野球では、埼玉西武ライオンズの「浅村栄斗」選手が理想的です。

【6番バッター】
6番バッターに求められるものは「チャンスの強さ・器用さ」です。 4番5番とチャンスに強い選手が続きますが、それでも点が取れないときはあります。また、得点が入った後でもランナーが塁上に残っていることもありますので6番打者がチャンスに強いと相手へ与えるプレッシャーやダメージも大きくなってきます。また、犠牲フライやスクイズなど、貪欲に点を取りに行くためにも器用であることが望ましいです。

打順ごとの役割について(7~9番)

【7番バッター】
7番バッターに求められるものは、「意外性・器用さ」です。 7番バッターからは下位打線ということになり、上位のバッターに比べて力が落ちる選手を置くことが多いです。その為、相手ピッチャーにとって一息つけるポイントでもあります。 相手ピッチャーに楽をさせないためにも、ホームランを打てる力を持っている選手や、打席で粘れる器用さを持った選手だと相手にも精神的にダメージを与えることができます。 現在のプロ野球では、広島東洋カープの「安部友裕」選手が理想的です。

【8番バッター】
8番バッターに求められるものは、「意外性・器用さ」です。 8番バッターは比較的プレッシャーの少ない打順のため、基本的に守備での負担が大きいキャッチャーを置くことが多いです。それでも、キャッチャーだからこそ相手の配球を読んでホームランを打つこともできますし、スクイズやバントなども器用にこなすことが望ましいです。 現在のプロ野球では、東京ヤクルトスワローズの「中村悠平」選手が理想的です。

【9番バッター】
9番バッターに関しては、セリーグとパリーグによってピッチャーが打席に入るなどの違いがありますが、基本的に打力が一番低い選手が入るか、若しくは1番打者へつなげるための器用さを持った選手を置くことが多いです。 現在のプロ野球では、北海道日本ハムファイターズの「中島卓也」選手が理想的です。

最後に

 以上のように、少しでも得点が入りやすくするために打順ごとの役割があります。 これから野球を見るときは、打順ごとの役割に注意して見てみると面白いかもしれませんね。

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