楽天イーグルスの経営

更新日:2017年2月6日
ビジネス・お金, 野球

楽天イーグルスの成績

楽天イーグルスは2005年に新しく誕生しましたが、それは1954年以来51年ぶりの新球団でした。 球団が発足した2005年の勝率は0.281、「打率よりも低い勝率」と揶揄されましたが、それから8年後の2013年、エース田中将大選手を中心に日本一に輝きました。

楽天イーグルスの成績
順位勝数負数引分勝率
2016年5位627830.443
2015年6位578330.407
2014年6位648000.444
2013年1位825930.582
2012年4位6767100.5
2011年5位667170.482
2010年6位627930.44
2009年2位776610.538
2008年5位657630.461
2007年4位677520.472
2006年6位478540.356
2005年6位389710.281

上記は楽天イーグルスの成績です。2005年と2006年は勝率が4割を下回っていますが、その後は優勝・CS進出を他チームと互角に争っています。 (他チームも含めた成績はプレスポ通信No.48データ室:プロ野球順位表をご覧ください。)

利益について

下記は最近2年間の楽天イーグルスの利益です。最近は黒字になっており、2015年にようやく累計利益が黒字となりました。

楽天イーグルスの利益
年/月当期利益利益累計
2015年462,615千円170,602千円
2014年72,499千円-292,013千円

下記は球団発足から4年間の楽天イーグルスの利益です。発足1年目の2005年は黒字となりましたが、その後は赤字が続き、 2008年には累計赤字が29億円となっています。
楽天イーグルスの利益
年/月当期利益利益累計
2008年-811,000千円-2,905,000千円
2007年-854,000千円-2,094,000千円
2006年-1,396,000千円-1,240,000千円
2005年156,000千円156,000千円

ドームの営業権

なぜ発足当初にこれほど大きな赤字であったのでしょうか。

チームの成績・実力ともに他球団よりも劣っていたことはあきらかだったかもしれませんが、 ご祝儀的な応援(発足当初は実力がなくても仕方がないと考えた応援)や数十年ぶりの東北の球団ということで人気はそれほど低くなかったようです。

大きな赤字の理由は、スタジアムの改修費用であると考えられます。

楽天イーグルスは当時唯一、スタジアムの営業権を100%保有している球団でした。 楽天イーグルスの経営陣は大きな費用(70億円程度)が掛かったとしてもスタジアムの営業権を100%保有することを経営の基盤と考えていました。

スタジアムの営業権を100%保有することによるメリットは非常に多くあります。例えばスタジアムの広告やスタジアムの飲食の売上を収益とすることができ、様々な収益の手段を手にすることができます。 最近の楽天イーグルスの黒字経営も営業権を100%保有することが強く関係しています。

チケット価格

楽天イーグルスでは親会社楽天の影響であるのか、他にも画一的な戦略をとっています。試合のチケット価格の算定方法もその一つです。

楽天イーグルスでは2009年よりフレックス・プライスを採用しており、週末・平日や対戦カードによってチケットの価格を設定しています。

また、今季よりさらにチケットの価格をフレキシブルに変更するようになります。ホテル代金や航空代金と同じように、残席数などに応じて金額を変更するようになります。

選手の評価に使う数値

その他に楽天イーグルスでは、野手には四球による出塁・投手には先頭打者をアウトにした回数に対して、インセンティブを払うという、第2インセンティブを導入しています。

これらの数値は重要視されているものの、インセンティブを支払うという球団は少なく、楽天の日本一に大きく貢献したシステムであると考えられます。

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