スポーツ外交

更新日:2016年12月7日
行政

スポーツと外交

2020年オリンピック・パラリンピックの東京開催決定に伴なって、スポーツ外交という言葉を耳にすることが増えました。 IOCが政治的に中立の立場をとっているように、スポーツと政治は中立であることが良いと考えられている方も多く、スポーツと外交という組み合わせを聞いて、首をかしげる方もいらっしゃると思います。

確かに、冷戦時代に政治的な背景でオリンピックをボイコットしたことや、国の威厳を高めるためにスポーツを利用するといった、スポーツへ悪影響を与えるような政治活動はありました。

一方でスポーツが政治や外交に好影響を与えることも多くあります。例えば、森元首相とプーチン大統領が柔道を介して良好な関係を築いたことや、緊迫状態にあったインドとパキスタンの選手同士が テニスのダブルスを組み、両国の和平を訴えたことなどが挙げられます。

スポーツ外交の骨子

スポーツ外交は、外交にスポーツを活用する「スポーツによる外交」と「スポーツのための外交」の二つに分けられます。

スポーツによる外交は、スポーツを通じた開発・スポーツを通じた平和と相互理解の促進を施策としています。

スポーツを通じた開発は、開発途上国に対して、JICA(国際協力機構)のボランティアなどを通じて運動施設や器材を供与支援を行うことや、 スポーツ大会開催を支援するためにスポーツ指導者・アスリート等を派遣することです。

スポーツを通じた平和と相互理解は、海外、特に紛争地域や紛争直後の地域からスポーツ関係者や青少年を日本に招待し、スポーツをする場所を提供することです。

スポーツのための外交

スポーツのための外交は、外交機会でのスポーツ交流の促進と日本スポーツ界の国際化支援の二つに分けられます。

外交機会でのスポーツ交流の促進は、政府要人の外遊に際してスポーツ関係者が帯同し、スポーツ交流を促進することです。

日本スポーツ界の国際化支援は、各競技団体に国際情報の共有を行うことや各競技国際連盟の役員や職員へのスポーツ関係者の送り込みを支援することです。

スポーツ外交とは

スポーツのための外交の成果

2016年10月19日に渡辺守成さんが国際体操連盟第9代会長に選出されました。国際体操連盟は135年というサッカー国際連盟よりも長い歴史をもった組織であり、欧州出身者以外が会長となったのは初です。 また、日本人がオリンピック競技の国際連盟の会長となるのは1994年まで国際卓球連盟会長であった萩村伊知郎さん以来となります。

渡辺守成さんは高校生の時に新体操を始め、イオン入社後に新体操スクールの事業を企画し、日本全国4500人会員にまで増やしたという実績があり、その実績を評価されての選出となりました。

スポーツ外交にも注目

渡辺守成さんが国際体操連盟に選出されたことは、外交力が乏しいと言われた日本にとって追い風となることは間違いないと思います。スポーツ自体だけではなく、背景にあるスポーツ外交にもご注目ください。

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