ゴールデングラブ賞の基準

更新日:2016年11月18日
雑学, データ, 野球

ゴールデングラブ賞とは

11月8日にプロ野球のゴールデングラブ賞が発表されました。ゴールデングラブ賞とは、セリーグとパリーグの各ポジションで最も守備に優れた選手計18人を選定する賞です。

プロ野球担当記者の方が投票して得票数で選定おり、今回は248名の方が投票しています。

しかし、最も守備力に優れているとは、どのように判断しているのでしょうか?また、守備にはどのような指標があるのか紹介します。

守備の指標①:守備率

守備力に優れていると聞くと、エラーが少ないこと、ということがまずイメージできそうです。その指標は守備率で表すことができます。

守備率 = 1 - エラー数 ÷ 守備機会 で計算されます。

例えば、セリーグ一塁手のゴールデングラブ賞に選ばれたDeNAのロペス選手は、守備機会が1,106回、エラー数が2回です。計算式としては、1 - 2 ÷ 1,106 = 0.99819となります。

ゴールデングラブ賞に選出された選手の守備率順位は以下の通りです。

ゴールデングラブ賞の守備率順位
パリーグセリーグ
投手涌井秀章ロッテ6位菅野智之巨人1位
捕手大野奨太日ハム2位石原慶幸広島1位
一塁中田翔日ハム3位ロペスDeNA1位
二塁藤田一也楽天1位菊池涼介広島1位
三塁松田宣浩ソフト1位村田修一巨人2位
遊撃今宮健太ソフト1位坂本勇人巨人5位
外野秋山翔吾西武1位丸佳浩広島4位
外野陽岱鋼日ハム6位大島洋平中日6位
外野糸井嘉男オリ13位鈴木誠也広島5位

守備率順位が1位の選手も多くいますが、一方で守備率が1位ではないにも関わらずゴールデングラブ賞に選出されている選手もいます。

守備の指標②:アウト寄与率(RF)

守備率はエラーの少なさを示していましたが、他の選手よりも際どい打球にも反応し、結果的にエラーが多くなってしまった選手もいます。 アウト寄与率(RF)は1試合の中でいくつのアウトに寄与しているか(刺殺もしくは補殺しているか)を示しており、メジャーなどでは守備力の高さを示すことに用いられているようです。 ただし、この指標は捕手・投手ではあまり重要ではないとされています。

アウト寄与率 = (刺殺数 + 補殺数) ÷ 試合数 で計算されます。

例えば、セリーグ遊撃手のゴールデングラブ賞に選ばれた巨人の坂本選手は、刺殺数が213回、補殺数が405回、試合数が131です。計算式としては、(213 + 405) ÷ 131 = 4.717557となります。

ゴールデングラブ賞に選出された選手のアウト寄与率順位は以下の通りです。

ゴールデングラブ賞のアウト寄与率順位
パリーグセリーグ
一塁中田翔日ハム1位ロペスDeNA1位
二塁藤田一也楽天4位菊池涼介広島1位
三塁松田宣浩ソフト1位村田修一巨人2位
遊撃今宮健太ソフト5位坂本勇人巨人2位
外野秋山翔吾西武1位丸佳浩広島3位
外野陽岱鋼日ハム7位大島洋平中日2位
外野糸井嘉男オリ11位鈴木誠也広島7位

中田選手・坂本選手・大島選手・丸選手はアウト寄与率が高い、つまり積極的な守備が評価されていそうです。一方で糸井選手・鈴木選手は守備率・アウト寄与率ともに高いとは言えない結果です。

守備の指標③:スーパープレイ(印象点)

守備率・アウト寄与率の二点からゴールデングラブ賞を分析してきましたが、一部の選手はこれらの指標以外から選出されているように思います。

これは、記憶に残るスーパープレイによる印象点ではないかと思います。例えば、鈴木選手が8月7日の中日戦でレーザービーム送球から捕殺したことはとても記憶に残っていますね。

守備からプロ野球を観る

野球を観ている時に、守備に一番注目している、という方は少ないかもしれません。いつもと別の視点で守備からプロ野球を観ると別の楽しみが感じられると思います。

スポンサーリンク

プレスポクラブの募集

プレスポクラブの募集
無料でファンクラブを作成できます。 知り合いのスポーツ選手にも教えてあげてください。

関連記事はこちら。

023:第3回アンケート結果:スポーツ関連費用
第3回アンケート:あなたのスポーツ関連費は?の結果発表です。
続きはこちら
022:大学野球リーグ
ドラフトでも色々な大学の野球リーグからの選手が指名されましたが、どのようになっているのでしょうか?どこの野球リーグの選手が多いのでしょうか?
続きはこちら
021:プロ野球ドラフト
2016年ドラフト発表されました。今、活躍している選手のドラフト順位は何位なんでしょうか?
続きはこちら
020:日本シリーズの予想
過去の日本シリーズの勝敗の要因を調査し、分析しました。
続きはこちら